フリーアナウンサーの青山祐子さん。
6/3に逝去された長嶋茂雄さんを弔問した時の喪服、袖がシースルーになったワンピースが注目されています。
長嶋さんへの哀悼の気持ちを公表していますが、
どうやら、そこではなくこの喪服への批判の声のほうが多いようですね。
スタイルが良いこともあって確かに目立ちます。
どうしてもシースルーの部分に目が行ってしまいますし、画像だとより悪目立ちという気もしますが、本当のところはどうなのでしょうか。
喪服にシースルーはアリ?ナシ?
それではまず、一般的に言われている基本のマナーから見てみましょう。
■ 喪服の基本マナー
喪服は、亡くなった方への敬意と哀悼の意を示す服装です。
そのため、露出を避ける 派手さを控える 清楚で控えめな装いが求められます。
■ シースルーがNGとされる理由
肌が透ける素材は「色気」や「華やかさ」を連想させ、不謹慎と捉えられる可能性が高いです。
年配の方や保守的な価値観を持つ方が多い場では、特に厳しく見られることがあります。
式典の場にふさわしくないと思われる恐れがあるため、避けるのが無難です。
■ 例外:ごくわずかに透け感のある部分がある場合
肌が露出しない構造なら、最近では 袖口や襟元のレースは許容されることも増えています。
ただし、あくまで「ほんのり」「上品」であることが大前提になります。
次は、注目の青山祐子さんの喪服について見てみましょう。
✅ 青山祐子さんの喪服の良い点は?
全体が黒でまとめられており、色味としては喪服マナーに沿っています。
靴もシンプルな黒のパンプスで、派手さはありませんし、スカート丈も膝下で上品です。
⚠ 気になる点は?
袖やスカートに透け感のあるレース素材が使われており、腕・脚がやや透けて見えるデザインです。
フォーマルではありますが、喪服というよりは「おしゃれなブラックフォーマル」寄りに見えます。
バッグが黒ではなくネイビー系なのも、厳密なマナーではNGとされます。
(ただし一般的な参列者であれば問題視されないことも多いです)
やはり一般的な葬儀・告別式でのシースルーは避けた方が無難でしょう。
青山祐子さんのように芸能人やフリーアナウンサーなど、場合によっては多少ファッション性の高い喪服を着ることもあるかもしれないと思いましたが、公の場に出る人のため、批判も多くなりますよね。
そして、一般参列者がこれを真似すると「非常識」と思われる可能性があります。
地域や遺族側の考え方、宗教によっても捉え方に差があります。
もしあなたが、一般の葬儀に参列される場合 は、もっとシンプルで透け感のない黒のワンピースかスーツが安心です。
家族葬や親しい間柄だけの場で、遺族も柔軟な雰囲気ならある程度許容されるかもしれませんが、それこそその場にふさわしいかどうかがポイントになるでしょう。
それではおさらい💡【マナーに合った喪服のポイント】
- 色は黒一色(光沢のない素材)
- 形は膝下〜ミモレ丈・ロング丈のワンピース or アンサンブルスーツが無難
- 素材はウール・ポリエステルなど、透け感のない落ち着いた生地
- 袖は半袖〜長袖。肌の露出が少ないもの
- 襟は丸首・スタンドカラー・控えめなVネック(開きが浅いもの)
- 靴は黒のパンプス(3〜5cmヒール、エナメルやオープントゥはNG)
- ストッキングは黒の無地(肌色はOKの場合もあるが、黒がよりフォーマル)
- バッグは小さめで装飾のない黒(布製が最も正式。革はOKだが光沢は避ける)
- アクセサリーはパールの一連ネックレス(ない場合は付けなくてOK)
【おすすめ喪服スタイルの例】
■ ワンピース+ジャケット(アンサンブルタイプ)
夏:半袖ワンピース1枚でも可 冬:ワンピースに黒のジャケットを重ねる 。
素材:シンプルな黒、レースなし。
✔ 安心・定番のスタイル。冠婚葬祭いずれにも使えるフォーマルウェアとしておすすめです。
■ スーツスタイル(上下セットアップ)
ジャケット+スカート、またはパンツ(ただしパンツはややカジュアルと見る人も)
上下とも黒で統一。インナーは黒のブラウスやカットソーでOK。
✔ 会社関係の葬儀や通夜では、スーツスタイルも多く見られます。
■ 夏用喪服(クールビズ対応)
袖は半袖〜七分丈 通気性のある素材(ただし透けないもの) 涼しくても肌の露出がないデザインが◎
⛔ 避けるべき例
シースルー(やっぱり!)・レース・フリルなどの装飾が目立つ服 ミニスカート、ノースリーブ、深いVネックなど露出が多いもの 派手なアクセサリー・明るいメイク バッグや靴がカラフル、光沢素材(エナメルなど)
おすすめの例はこんな感じ。納得ではないでしょうか。

それでは最後に、外国の喪を表す服装を見てみましょう。
大きくは変わらないですね。トークハット(頭に乗せるように被る浅い筒型で、つばの無い帽子)をかぶることも多いようですよ。

喪服は弔意を現すことができ、シンプルなものがいいのではないでしょうか。
それでは、最後までおつきあいいただきありがとうございました。
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