「野口聡一が語る“宇宙”の真実――3度の飛行で生まれた名言と宇宙食&ミッション秘話」

話題
引用元:家庭画報より

日本を代表する宇宙飛行士・野口聡一さんは、その穏やかな笑顔とユーモアあふれる語り口で、多くの人の心を掴んできました。

彼が見てきた“宇宙”は、私たちが想像する以上に美しく、そして厳しい世界です。

これまでの活動では、複数回にわたる国際宇宙ステーション(ISS)滞在やスペースシャトルでの飛行など、世界的にも貴重な経験を積み重ねてきました。

その挑戦の軌跡は、多くの名言を生み、今も多くの人を勇気づけています。

野口聡一プロフィール

生年月日:1965年4月15日(現在60歳)

出身地:神奈川県横浜市

学歴:東京大学工学部航空学科卒業、同大学院修士課程修了

職歴:石川島播磨重工業(現IHI)を経て、1996年にNASDA(現JAXA)の宇宙飛行士候補に選抜

趣味:ジョギング、釣り、ギター演奏

飛行回数:3回(スペースシャトル「ディスカバリー号」、ソユーズ宇宙船、クルードラゴン)

宇宙飛行の回数とミッション内容

引用元:時事通信より ディスカバリーに搭乗

初回: 野口さんの宇宙飛行は、2005年、40歳の時。

1996年に宇宙飛行士候補に選ばれてから9年後です。

スペースシャトル「ディスカバリー号」が最初でした。

このミッションはコロンビア号事故後の再開初飛行で、安全性検証とISSの組み立て作業を担当。

船外活動では、手作業でシャトルの耐熱タイルを修復する世界初の試みも行いました。

引用元:JAXAより ソユーズ搭乗前に

2回目: 2009年、44歳の時、ソユーズ宇宙船でISSに長期滞在。

約5か月半の間、科学実験、地球観測、機器保守など多岐にわたる任務を遂行。

日本の実験棟「きぼう」での作業や国際的な研究プロジェクトにも参加しました。

引用元:サイエンスポータルより クルードラゴンへの搭乗に向けてzNASAジョンソン宇宙センターで訓練を行う

3回目:2020年、55歳の時、アメリカの商業宇宙船「クルードラゴン」に搭乗。

日本人として初めての商業有人宇宙船ミッションで、半年間の滞在中に数百件の実験を行い、ISSの新機器設置にも貢献しました。

これにより、宇宙飛行回数は3回となり、世界的にも稀な記録を打ち立てました。

心に残る名言たち

初めて宇宙から地球を見たとき、野口さんが発したのはこんな名言でした。

「地球は本当に青かった。青というよりも、水と命の色だった。」

また、長期滞在を振り返り、こう語っています。

「宇宙では、自分一人では生きていけないことを痛感する。だからこそ、地上でも助け合いが必要なんだ。」

これらの言葉は、宇宙での経験を通じて培われた人生哲学そのものです。

宇宙食の秘密

引用元:読売新聞オンラインより 2005年、宇宙でラーメンを食べる野口さん 

野口さんは宇宙食にも造詣が深く、日本の食品メーカーと共同で開発された和食メニューをISSに持ち込みました。

味噌汁、さば味噌煮、カレーライスなど、日本人に馴染みのある料理を無重力でも食べられるよう特殊パッケージ化。

引用元:家庭画報より

特にお気に入りは「おにぎり」タイプの宇宙食で、水を加えて数分待つだけでふっくらとしたご飯が再現されます。

また、宇宙食は栄養バランスや保存性だけでなく、メンタル面での支えにもなります。

地球から遠く離れた場所で、日本の味を口にすることが心の安定につながると語っています

宇宙生活の工夫

ISSでは1日2時間の運動が義務付けられ、筋力や骨密度の低下を防ぎます。

食事はパックを温めたり水を加えたりして準備し、飲み物はストロー付きのパウチで摂取します。

シャワーは使えないため、ボディシートで体を拭くのが日常。

こうした限られた環境でも、野口さんは仲間との会話や写真撮影、音楽演奏などでリフレッシュし、長期滞在を乗り切りました。

名言が生まれる背景

野口さんの言葉が心を打つのは、訓練と経験に裏打ちされているからです。

無重力作業、緊急事態対応、多国籍クルーとの協力——すべてが彼の価値観を形作ってきました。

「宇宙に行くと、自分が地球という船の乗組員だとわかる。」

この言葉は国境を越えた連帯の象徴として、多くの場で引用されています。

心に響く、いい言葉ですね。

TV出演情報

引用元:GGUIDEより

2025年8月10日(日)0:00〜0:30放送のTBS系『人生最高レストラン』に野口聡一さんが出演します(#人生最高レストラン #TBS)。

番組では、宇宙での衝撃的な生活の裏側や、配信ドラマ出演、ネットでの買い物体験など、地上ではあまり語られないエピソードが明かされる予定です。

宇宙食の意外な活用法や、無重力下での「人生最高の一皿」についても聞けるかもしれません。

宇宙飛行士ならではの視点から語られる日常は必見です。

未来へのメッセージ

野口さんは引退後も講演やメディア出演を通じ、宇宙や科学の魅力を伝え続けています。

「夢は口に出せば近づく」という信念で、子どもたちに挑戦する心を持つよう呼びかけています。

宇宙飛行士としての経験と、3回にわたる飛行で得た知見は、これからも多くの人を導く羅針盤となるでしょう。

まとめ

野口聡一さんの3度の宇宙飛行は、日本の宇宙開発の象徴であり、世界的にも価値ある記録です。

宇宙食やミッション秘話、そして数々の名言は、挑戦する勇気と地球への愛を私たちに教えてくれます。

宇宙で得た視点は、地上での生き方にも大きなヒントを与えてくれるはずです。

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