
大リーグ・サンディエゴ・パドレスで活躍するダルビッシュ有投手の妻として知られるダルビッシュ聖子(だるびっしゅ・せいこ)。
先日、自身のSNSで「2人で都会に行ってきました」と投稿し、仲睦まじいデートショットを公開。
フォロワーからは
「幸せあふれてる」「理想の夫婦」
といったコメントが殺到し、大きな反響を呼びました。
しかし、そんな彼女の現在の穏やかな笑顔の裏には、波瀾万丈の人生と、努力で切り拓いてきた軌跡があります。
ここでは、ダルビッシュ聖子の生い立ちから、結婚前の活躍、そして夫との馴れ初めまでを紹介します。
■生い立ちとプロフィール
ダルビッシュ聖子は、本名:山本聖子(やまもと・せいこ)。
1980年8月22日生まれの現在45歳(2025年時点)です。
出身地は神奈川県川崎市。
スポーツ一家に生まれ、幼い頃から運動神経抜群だったといわれています。
父はレスリング指導者、姉は総合格闘家の山本美憂、兄には元プロレスラーでタレントの山本“KID”徳郁(2018年逝去)がいることでも有名です。
家族の影響を受けて、彼女も自然とレスリングの世界へ進むことになりました。


■学歴とレスリングの才能
聖子は神奈川県立向の岡工業高校を卒業。
高校在学中からレスリングの才能を発揮し、全日本女子選手権などで頭角を現しました。
高校卒業後は、ジャパンビバレッジ女子レスリング部に所属。
シニア選手としてのキャリアを積み、2000年代前半には日本女子レスリング界を牽引する存在となります。
彼女の実績は輝かしく、世界選手権で4度の優勝を果たすなど、世界のトップに君臨。
まだ女子レスリングが注目される前の時代から、草分け的存在として競技の発展に貢献しました。
■結婚前の名前と活躍

レスリング選手時代の名前は「山本聖子」。
その後、2006年にハンドボール元日本代表の永島英明さんと結婚し、永島聖子として活動していた時期もあります。

結婚生活の中でもレスリング指導者として活躍します。
翌2007年には長男が生まれたものの、アメリカへ拠点を移し、アメリカのレスリングチームのコーチに就任。
長男を連れてアメリカ・コロラド州へと移り住み、USAレスリング女子ナショナルチームのコーチとして選手育成に尽力しました。
元夫の永島さんは、
「アメリカに行けるなんて、アスリートとして素晴らしいことですから“行くな”とは言えませんでした。それだけ、彼女がこれまで成し遂げてきたことがすごいという証拠。」
「ただ、日本とアメリカとの距離は、夫婦の間では少し遠すぎたうえ、考え方の違いもあって、離婚という結論に至った」
と語っており、2012年10月頃に離婚しました。
■性格──情熱と芯の強さ
山本家といえば「闘志あふれるスポーツ一家」。
兄・KID徳郁や姉・美憂とともに、幼い頃から厳しい練習環境で育った聖子ですが、その中で培われたのは負けず嫌いで努力家な性格です。
また、インタビューなどでは
「自分の感情を素直に表現する」「やると決めたら最後までやり通す」
という信念を持つことを語っており、その強さと誠実さが彼女の魅力でもあります。
SNSで見せる明るい笑顔や、家族との飾らないやりとりからも、ポジティブで愛情深い人柄が伝わってきます。
■ダルビッシュ有との出会いと馴れ初め
ダルビッシュ有との出会いは、2014年頃。
共通の友人を介して知り合ったといわれています。
当時、聖子はすでにレスリング指導者としてアメリカに滞在しており、ダルビッシュもメジャーリーグで活躍中。
お互いにスポーツに人生を懸けてきた者同士として共鳴し、やがて自然と恋愛関係へ発展していきました。
2015年2月、ダルビッシュが自身のTwitterで「山本聖子さんと交際している」と公表。
その際にはすでに妊娠が判明しており、同年7月に第一子が誕生しました。
その後、正式に結婚し、現在は4人の子どもを育てながら、アメリカで穏やかな家庭を築いています。

■“夫婦で都会デート”が話題に
2025年10月、聖子がSNSで投稿した「都会デート」の写真が大きな話題となりました。
黒のワンピースに笑顔の聖子、そして隣で優しく微笑むダルビッシュ。

「久しぶりに2人でお出かけできた」「子どもたちが成長して、少し夫婦の時間を持てるようになった」
とつづったコメントには、長年連れ添った夫婦ならではの温かさがにじみます。
コメント欄には、
「幸せあふれてる!」
「理想の夫婦です」
「聖子さんの笑顔が最高」
といったメッセージが殺到。
かつて世界のトップで戦い続けた彼女が、今は一人の妻・母として、そして人生のパートナーとして充実した日々を送っていることが、多くの人々の共感を呼んでいます。
■支え合う絆、そしてこれから
聖子はインタビューで、
「夫婦はチームだと思っている」
と語っています。
ダルビッシュがケガやスランプに直面したとき、彼を支えたのは聖子の献身的なサポートでした。
一方で、ダルビッシュも聖子の仕事や子育てを尊重し、お互いに支え合う関係を築いています。
アスリートとして、母として、そして一人の女性として──。
ダルビッシュ聖子の人生は、挑戦と愛情に満ちています。
都会デートで見せた穏やかな笑顔の奥には、長年の努力と信頼で築かれた「絆」が息づいているのです。
「2人で都会に行ってきました」
その一言に込められたのは、華やかさではなく、“共に歩む幸せ”。
それこそが、母となり、指導者となりながらも、常に明るく前向きに生きる姿で多くのアスリートから尊敬を集めたダルビッシュ聖子という女性の生き方を象徴しているのかもしれません。


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